
★ストーリー
舞台は終戦から6年が経った1951年の京都_東山
主人公:いち日(いちか)は料理人として西洋ホテルに勤めている。
いち日の実家は老舗料亭:桑の木(くわのき)
桑の木は戦後の不況で経営が傾き、このたび有力資産家の援助を受ける運びとなった。
援助の前提にはいち日の妹と資産家の三男:周(あまね19歳)の結婚があったのだが・・・
ある日、いち日の妹が別の男と駆け落ちしてしまう・・・・
その結果、いち日と周が結婚することに。二人の年齢差はなんと15歳!(いち日は34歳)
歳差の夫婦が戦後の日本を舞台に老舗料亭:桑の木の再建に挑む!
★キャラクター
・主人公:いち日
西洋料理に憧れ、ホテルの厨房に勤務していたが実家の料亭:桑の木の再建を決意しホテルを辞める!
卵料理がこの世で一番好き
年齢の割に若く見られる


・周(あまね)
資産家一家の三男。大学生ながら桑の木の経営面に才能を発揮する。
いち日と揉める事もあるが的確なプランを提案する桑の木の戦略担当◎
女性の社会進出に前向き。



周は若いが合理的な考えを貫く強いメンタルの持ち主。
そんな周の経営参加を不快に思う料理人たちが一斉退職を申し出る。しかし周のブレない態度!


★世界観
戦後の日本社会でいかに「女性」が認められない存在だったか。が伝わってきます。


★感想
物もエンタメも現代より圧倒的に少ない戦後の日本。にもかかわらず
一つ一つの料理を丁寧に作るいち日を見ていると、そんな時代が魅力的に見えてきます。
戦後の世界観を感じつつ料理と色恋も楽しめる万能作品。