そのウメハラが10代だった頃の90年代のゲーセンシーンが舞台。
当時はゲームセンター=落ちこぼれや不良の溜まり場的存在で
ゲーム自体のイメージも悪かった。
金になることはなく
家族や友達にも理解されず、体裁も悪い。
そんな空気感の中でも
ゲーム狂たちはゲームに対して本気で向き合っていた!
原動力は「ただゲームを追及したいから」。
当時の荒れたゲーセンの描写もおもしろいです!
・不良に勝つと灰皿が飛んでくる→【灰皿ソニック】笑
・ゲームが強ければ不良にも一目置かれる(ゲーセンの中だけ)
などなど
今のように格闘ゲーム業界が注目され
企業の資本が入ってくる前の前の時代。
まだアンダーグランドだったころの
シーンの熱さバチバチに伝わってきます!


西出 ケンゴロー
KADOKAWA / 角川書店
2014-12-26